通信販売基幹システム

企業の特徴

日本で初めてカタログ通信販売を開始した百貨店様です。テレビショッピングにも力を入れ、専用の番組を放映し、数多くの新規のお客様を獲得しています。
また、百貨店店舗からのお得意様を顧客に持ち、他社と比較して一般的なカタログ商品よりも高額な商品がよく売れています。

システム概要図

業務課題

業務を円滑に稼働させるために、以下のことを実現させる必要がありました。

• ・売上規模の増大に対応して、現行システムから、処理能力と信頼性を向上させるために汎用コンピュータを採用
• ・リードタイムの短縮（注文から最短3日で商品をお届けする）
• ・電話受注によるダイレクトインプットを1件あたり3分で処理、併せて顧客氏名を漢字登録
• ・在庫誤差をなくす（需要予測や引当管理など）
• ・顧客分析（RFM）によるダイレクトメール発送管理（広告経費効率の向上）

システム開発の基本方針

• ・大規模開発を効率よく進めるために、パッケージをベースにしたFIT/GAPによるカスタマイズ開発
• ・汎用機とデータベースの採用によるシステムの可用性確保（サービスレベルの向上）
• ・COBOLの高生産ツールの採用により、日本語表記のプログラミングが可能となり詳細設計作業を省略
• ・電子電話帳データベースと電話番号逆引き機能を導入することで、効率的な顧客氏名・住所の漢字入力
• ・マーケティングシステムの構築
• ・通信販売専用の物流センターの構築（建物からマテハン、物流センターシステム）

実施計画

大手Sierのもとで、弊社が主体となって下表の体制で開発をおこないました。
（開発期間［基本設計〜検証テスト］：24か月　開発工数：約500人月）

（期間）	6か月	3か月	3か月	12か月	3か月	3か月	3か月	6か月
要件分析
要件定義
基本設計
詳細設計・製造・単体テスト
結合テスト
システムテスト
検証テスト
本番対応								★
対応人数	4名	6名	12名	25名	15名	10名	10名	4名

評価

200席の大規模コールセンターに対応したシステムの構築と、1日数十万件もの出荷処理を実現しました。
システム本番稼働後は大きなトラブルもなく、大量受注データに高レスポンスに対応できたことで売上拡大につなげることができたと評価をいただきました。